外国人向けのサービスとして有名なのは、「ジャパン・レール・パス」です。JRの鉄道、バス、フェリー等を利用できます。他にも貸し切りバスがあります。特にパッケージツアーで訪日している旅行客はこちらを利用します。国内航空路線は外国人を対象に、国際線からの乗り継ぎで地方を訪れてもらおうと、特別運賃を設けています。このサービスは、国際線の航空会社の別を問いません。また最近増えているのがレンタカーです。市街地が過密なアジアの国の一部では、自家用車を自由に運転できないところが存在します。そのため日本で伸び伸びとドライブを楽しみたい旅行客も少なくありません。 

ところが最近問題になっているのが、日本で運転できる免許証を正規取得していない外国人の増加です。日本で自動車を運転するためには、道路交通法に基づき、日本の免許証、ジュネーブ条約による国際免許証、自国の運転免許証のいずれかが求められます。自国の運転免許証が有効であるためには、自国で国際免許証を発給しておらず、免許取得のプロセスが日本と同等の水準であると認められる場合に限られます(邦訳文の添付も必要)。例えばフランスの免許証は有効ですが、中国の免許証は日本では使えません。

日本で車の運転が可能であったとしても、交通ルールや自然環境の違いを十分に知らせてあげることが大切です。例えば韓国では一定の条件を満たせば、交差点の赤信号を右折することができますが、日本では当然禁じられています。また、アジアからの旅行者は雪や凍結に慣れていません。彼らが北海道等で運転する場合、警察庁が発行する外国人向けリーフレットを確実に配布することはホスト国の責務と言えます。